Network > Floating IP > 概要

Floating IPはインターネットからインスタンスに直接アクセスするために必要な機能です。インスタンスと同じリソースに1:1で接続して使用できます。

インスタンスが作成されると、指定したサブネットから1つのIPアドレスを割り当てられます。これをFixed IPと言いますが、このアドレスはプライベートネットワークのアドレスのため、インターネットからアクセスができません。したがって、外部から直接インスタンスにアクセスしたい場合は、外部からアクセスができるIPアドレスを使用する必要があります。 Floating IPを使用すると、そのアドレスとインスタンスが1:1で接続され、インターネットから直接アクセスできるようになります。

[参考]インスタンスにFloating IPを接続するには、インスタンスが含まれるサブネットがルーティングテーブルと接続されており
そのルーティングテーブルがインターネットゲートウェイを介してインターネットに接続されている必要があります。

Floating IP機能の特徴は次のとおりです。

• Floating IPは外部ネットワークを選択して指定されたネットワークからIPを割り当てられて使用します。現在「Public Network」1個のみ運営されています。
• Floating IPはインスタンスまたはネットワークインターフェイスなどのリソースと接続して使用する必要があります。
• Floating IPは静的なアドレスで、時間が経過しても変更されません。
• Floating IPはリソースで接続を解除すると、他のリソースと接続して使用できます。
• Floating IPが接続されたからといってFixed IPが消えたりFloating IPに変更されるわけではありません。
• Floating IPは作成と同時に課金されます。削除するまでは継続的に課金されます。 (インスタンス接続とは関係ありません。)
• インターネット方向にトラフィックが発生すると課金します。
• 同じVPC内の2つのインスタンスがFloating IPを使用して通信した場合、使用した分課金します。

[参考] 同じVPC内の2つのインスタンスがFixed IPを使用してローカル通信を行った場合は課金しません。